近年デジカメの性能向上によって、天体画像の簡単な取得ができるようになってきている。 しかし通常のデジカメ画像は jpegフォーマットになっておりデジカメ内で現像処理がされることで、本来の天体情報がある程度損なわれてしまう(もっとも、一般的な用途で問題になるようなことは少ないかもしれないが)。 そこで、ここではデジカメが取得した天体情報をなるべく損なわないように処理するためにデジカメの一番生のデータである raw画像を天体画像処理用の FITSフォーマットにする手法について解説する。