FITS (The Flexible Image Transport System) とは、天文の研究観測において広く用いられている画像のフォーマットです。元々は特に天体画像データの流通における必要から始まったものですが、現在では画像データだけでなく、天体カタログのようなデータベースなどの用途でもこのフォーマットが用いられるようになってきています。
報道機関等に発表された天体画像は、様々な処理が施され、さらに jpeg などの圧縮処理された画像ファイルになっています。 一方、生の研究観測画像は、圧縮処理されている jpeg などの画像と異なり、等級(明るさ)や色、画像上の天体の位置など天体のさまざまな物理量を正確に求めることが可能です。
これらの研究観測の画像データを、お互いに正しく交換したり蓄積したりするための標準フォーマットとして作成された規約が、FITS なのです。
なお、FITSフォーマットの画像(データ)を開くには、専用のソフトウェアが必要です。どんなソフトがあるかは下記のリンク先を参照してください。
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